日本の大手企業、巨額投資でベトナムに進出—天ぷら粉工場を設立

日本の大手企業、巨額投資でベトナムに進出—天ぷら粉工場を設立

世界で初めて天ぷら粉を開発した日本企業である昭和産業株式会社(Showa Sangyo)は、ホーチミン市に約2,100万ドル規模の工場を正式に稼働させ、ASEAN市場拡大の中核拠点としてベトナムを選定しました。

若い人口と豊かな食文化が日本企業の投資を引き寄せる

4月22日、Showa Sangyo International Vietnamは、ホーチミン市のフーミー3工業団地における工場設立を発表しました。同工場は2026年第1四半期末より正式に稼働しており、敷地面積は約1.3ヘクタール、初期投資額は約2,100万ドルに達します。

このベトナム拠点は、ASEANにおけるプレミックス粉(調合粉)の中核生産拠点として位置づけられ、国内市場だけでなく、周辺国への展開も視野に入れています。

同社の丸山慎二社長兼CEOは、ベトナムを選んだ理由として、若い人口構成、急成長する中間層、多様で豊かな食文化、そして品質志向が高まる活発な食品市場を挙げました。

また、ベトナムは同社のASEAN戦略における重点市場の一つと位置づけられています。

1960年に世界初の天ぷら粉を発売して以来、昭和産業は60年以上にわたり穀物加工技術を発展させてきました。

ベトナムの工場では、この強みを活かし、天ぷらや唐揚げ向けのプレミックス粉を中心に製造を行い、F&B業界や食品加工業界に高付加価値のソリューションを提供していきます。

さらに今後は、ベトナムの消費者向けに特化したパッケージ商品を開発し、B2C市場への本格参入も計画しています。